特別企画!富士フイルムの工場へ行ってきた!
〜印刷編〜

open_img

先日「富士フイルムの工場へ見学へ行ってきた!」で銀塩プリントの工程を紹介したので、今回は印刷の工程を紹介したいと思います。

印刷は銀塩プリントよりも画質は落ちますが、とにかく速い!注文完了後に、アプリから受け取った年賀状のデータを、業務用のプリンタで印刷します。

img1

フロアに設置された大きなプリンターに怖気付いていると、

「あっという間なので、もっと近くに寄ってください」

クリック1つで、プリンターが動き出し、あっという間にA4サイズのフルカラー印刷が6枚完了しました。おぉー、速い!と感動していると、

img2

「つまんなかったから、もう一回」

サービス精神旺盛な印刷担当の平岡さん。
ありがとうございます。恐縮です。

img3

印刷年賀状は、はがき4枚が1枚に面付け印刷されている専用紙を使います。裏側にみなさんのつくった年賀状が印刷される仕組みです。

img4

このあと、裁断機で一枚ずつに切り離すためのカッティングを行います。角と側面をしっかり合わせて、機械に滑り込ませます。

img5

カットする範囲はコンピュータで設定されています。片方の側面がカットされたら、それをくるっと反対側に回し、裁断機の「ここまでライン」に合わると、自動で判断して余分な紙をカットしてくれます。

カットが終わったら、品質チェックと包装を行い、印刷年賀状が皆さんの手元へ送られます。

銀塩プリントに比べたらとてもシンプルな工程ですが、長年の研究と開発によって、現在の効率的な印刷が可能になりました。

見えないところで、たくさんの方に支えられている、プリント事業の裏側に注目した工場見学レポート。いかがでしたか?富士フイルムでは写真の印刷だけでなく、Tシャツやタペストリーなど少し特殊な印刷も承っています。毎日の暮らしに、思い出を少しプラスしてみませんか?

特別企画!:富士フイルムの工場へ行ってきた!
〜銀塩編〜

これまでに「スマホで写真年賀状」に限らず、姉妹アプリを含めて合計3本の年賀状アプリの提供を担当してきましたが、アプリを制作している私たちも、年賀状を仕上げてくださっている富士フイルムの方々も、お客様に満足していただけるよう、品質には絶対に妥協をしません。

…とはいえ、実際にどんな工程でどのように年賀状が出来上がるのか、オフィスで画面に向かって粛々とアプリを作っている我々も、工場での様子や工程は全く想像がつきませんでした。ということで、目まぐるしい年賀状シーズンが過ぎ去ったある日の午後、年賀状開発チーム一同で富士フイルムの工場に見学へ行ってきました!

ff_faciTour01

アプリ開発をしているスフィダンテ社のある渋谷から、電車を乗り継いで調布にある富士フイルムの工場に到着しました。 こちらの調布工場では、主に年賀状やフォトブックなど、個人のお客様向けの商品が製作されています。

ff_faciTour02

こちらは調布工場・総括課長の西江さんです。 2015年度の年賀状生産を振り返って、 最初の一言は…

「まるで、 戦争のようでした。」

工場見学に訪れたのは1月中旬。工場内は大分落ち着きを取り戻したようです。

それでは、さっそくいってみましょう!

ff_faciTour03

まず始めに、銀塩プリントの紹介です。こちらの長くて青いものは、印画紙と呼ばれる特殊なもの。扱いやすいようにロール式になっています。

アプリで年賀状の注文が完了すると、皆さんの作った年賀状の画像のデータが、こちらの工場へ送信されます。 銀塩プリントを作る作業では、始めにレーザーやハロゲン光で、印画紙に画像データを焼き付ける作業が行われます。

印画紙は光が当たると発色するように作られているので、光を遮っての作業が欠かせません。中に光が入らないように作られた巨大キャビネットのような焼き付け機を前に、西江課長が慣れた手つきで説明をしてくれます。

ff_faciTour04

この小さな穴は「パンチホール」と呼ばれていて、アプリの注文・プレビュー画面で見られる赤線と同じ役割があります。 一枚一枚のカット位置を示すための、大事な印なんですね。

ff_faciTour05

焼き付けが終わると、次は現像の工程に入ります。焼き付け機よりも、もっと大きな機械で現像〜画像の定着〜洗浄〜乾燥までの工程を一貫して行います。

ff_faciTour06

こちらは焼き付け後の印画紙をベルトにつける作業の解説中。焼き付けが終わっても、印画紙はまだ光に反応してしまうので、黒いカバーで覆いながらの作業になります。ここで光が当たってしまうと、仕上がりにムラができたり色が上手く出なくなってしまいます。

ここでなんと、試しにプリントをしてくださるとのことで、実際の作業を見せてもらいました!

ff_faciTour07

印画紙を機械にセットする本田さん。

ff_faciTour08

なんだかとっても楽しそうです。

光が入らないように作業をするために、所々に腕を入れるための袖口が用意されています。

ff_faciTour09

画面で手元を確認しながら、印画紙をベルトにセットします。ロボットを使って手術するお医者さんみたいです。

ff_faciTour10

セットが完了!印画紙の行方を見守ります。 ベルトに乗せられて、プリントの現像作業が開始されます。

ff_faciTour11

機械の天辺から洗浄の様子が見られます。 現像には薬品が使用されるので、最後にプリントに残っている薬品を綺麗に洗い流します。

ff_faciTour12

ロールを伝って下へ潜る毎にプリントが洗浄されます。

ff_faciTour13

洗浄の後は、乾燥工程へ向かいます。

ff_faciTour14

乾いたプリントが出てきました! ちなみに年賀状生産の時期は、この写真の左側にある空きスペースに、プリントの山を乗せた台が所狭しと並んでいたそうです。

このあと、品質確認をしてからカットが行われます。目で確認したり、プリントの表面を触ると、不良品がわかるそうです。

ちなみに、銀塩年賀状の表面はマット仕上げなので、ツルツルしていません。 スマホで写真年賀状では、年賀状の表面の仕上げについては選ぶことができないのでご了承ください。

ff_faciTour15

部屋を移して、葉書貼加工機へ。この機械ではカットの前に、銀塩プリントと年賀状を貼り合わせて周囲を裁断する作業も行います。指でさしている部分で、糊を薄〜く塗って、貼り合わせをします。続いて年賀状は裁断部へ向かいます。

ここで重要なのが、作業始めに紹介したあのパンチホール。これに刃を合わせて、一連に繋がった年賀状を一枚ずつにカットします。

ff_faciTour16

スイッチオンで、画像右側に見える出口から、カットされた年賀状が出てきました。1時間で、4800枚の貼り合わせとカットが可能だそうです。

ff_faciTour17

こちらの部屋には、葉書貼加工機に繋がったソーターと呼ばれる機械があって、カットが完了すると自動で注文別に年賀状を分けて、枚数も数えてくれる優れものです。ここで最終チェックをしてから、包装されて、みなさんの元へ年賀状が出荷されます。手間はかかりますが、それだけ写りも良く長持ちするのが富士フイルムの銀塩プリントです。

試しに、プリントしてもらった年賀状を印刷版と比べてみました。

ff_faciTour18

ff_faciTour19

銀塩プリントでは出にくい色もありますが、色材を紙の上で重ね合せる印刷とは違ってそれぞれの色に深みが出るので、風景や人物の表情が活き活きします。やはり実際に見ていただくのが一番ですが、銀塩タイプと印刷タイプの違いについて紹介ページを用意したので、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

銀塩タイプと印刷タイプの違い

この日は年賀状の印刷タイプの制作現場も見学させてもらったので、そちらも後日お伝えしたいと思います。

「今度はぜひ、年賀状生産の時期にいらしてください。」

見学の後に、西江課長からありがたいお言葉をいただきました。お邪魔でなければぜひお願いします!通常は150人のスタッフで工場の切り盛りをしているそうですが、年賀状の時期は更に追加で300人が動員されるそうです。戦争状態の工場と、今回撮影した写真と比べてみるのも、面白いかもしれません。

長時間に渡り工場案内をしてくださった西江課長、コンテンツグループの奥野課長、担当の山口さんと調布工場の皆さんも、貴重な時間をありがとうございました。

正直、ずっと気になっていた工場での工程を、こうしてユーザーの皆さんにお伝えすることができてとても嬉しいです。これからも、もっと使いやすく、楽しい年賀状作りを目指して改善に努めて参ります。